本日はこちらについて書いていきたいと思います。
すでにSNSでは教員から否定的な反応が次々とあがってきています。
2.5倍って言っても、数千円から1万円ちょっとですよね。
「1万円ちょっと増額するから、あとは君たちで仕事減らして残業を頑張ってね」
現場の教員はこのように感じるわけです。
もし、実際に残業代がついていたら、中学校教員でいうと1週間分に満たない金額です。
前回もお話ししたように、教師の仕事を改善するには
「仕事を減らす」の一択
しかないのです。
このままでは教員の持っている不満の解消にはつながらないと思います。
とにかく教員はやることが多すぎる。
おそらく学習指導要領で言えば、現場にとってパンパンに膨れ上がっている内容だと分かっているはずです。
しかし、文科省はせっかくこれまで議論して積み上げてきたものがリセットされてしまうのを恐れているのでしょう。
昨日、中田敦彦さんの動画を観ていて、中田さんの座右の銘を聞いて今の教育に必要だなと思った。
それは
「前言撤回」
今までの日本では「意志が弱い」「一貫性がない」「気まぐれ」など批判されそうだが、
今の時代こちらの方がよっぽど「意志が強い」「勇気ある行動」「現場に寄り添っている」になるのではないかと考える。
中田さんはこれまでも多くのことを「前言撤回」しながら、素早く軌道修正し、登録者数を増やし続けている。
今の時代は、人々の考えが簡単に可視化できるからこそ、軌道修正するスピードが求められると思います。
キャリアパスポート?現場の負担になっているからやっぱやめましょう。
道徳の評価?結局、負担が大きくどうせ定型化してきているのでやめましょう。
外国語やプログラミング?大学で専門的な指導を受けた人の専科に任せましょう。
部活?、とにかく学校と一旦切り離してから、地域でより良い方法を考えましょう。
これまでの政策で効果のあるものとないものをしっかりと検証し、効果がなく学校の負担になっていることを1日でも早く削減してほしい。
是非、日本の教育を方向性を定める上層部の組織にこそ「前言撤回」する勇気を持ってほしい。
まずは子どもたちのために最前線になって身を粉にしている教員の仕事を削減してほしい。
そうすることで、現場の先生の目が輝き、若い優秀な先生も集まり、「ブラック」というイメージが一新され、学校が息を吹き返すきっかけになるのではないかと考える。