青嶋の先生日記

40代中学校教員のつぶやき

カジサックの凄さ

キングコングを初めて見たのはM-1グランプリの第一回大会。

 

その時には「若くてこのステージにいるのすごいなー」くらいにしか思っていなくて、「はねるのトびら」も、すでに教師になっていたので忙しくてほとんど見ていなかった。

 

ただ、たまにその番組を観た時の「キングコング」は、番組の中心でいるようで、「とんねるず」「ダウンタウン」「ウッチャンナンチャン」が出てきた時のような「時代が変わる!」といった強い印象は受けなかった。

 

しかし、「はねるのトびら」を終えてからの2人の躍進はすごい。

 

艶が出て、面白くなり、それぞれに「揺るぎない自信」を感じる。

 

西野さんは「エンタメ」「芸人」の概念を変え続けている。

作品や書籍をたくさん読ませてもらって勉強させてもらった。

まさに、時代の変化に合わせてアップデートしづらい教師こそ読むべきだと考える。

これから時代を生き抜く子供達を育てる上で必要な内容が多い。

 

さて、今日はそのような躍進をされている西野さんではなく、梶原さんこと「カジサック」に焦点を当てたい。

 

はねるのトびら」では、一番力を発揮できていなかったと思われるカジサック。他の番組をみても面白いと正直感じたことがなかった。

 

しかし、YouTubeを始めてから、彼の凄さがずば抜けていることが分かった。

以下の3点が素晴らしいと感じる。

 

1 自己プロデュース能力

2 聞く力

3 質問力

 

1に関してはやはりYouTubeで結果を出すために、どうすれば良いか試行錯誤を繰り返したことで身に付いた能力だと考える。

やはり多くの芸人がいるところよりも少人数の方が自分の良さを出せることに気づき、(今は自ら「テレビは向いていない」と公言して開き直っているところが素晴らしい。)

教師も向き不向きがある。

教師として大事なのは、この自己プロデュース能力であると考える。

自分が得意なことをしっかりと理解し、そこでとことん勝負することが大切だと考える。

 

2は、「芸人トーク」やヒカルさんとの「泥酔はしご酒」を見ているとその凄さが分かる。

以前この本を読んだが

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まさにこの本に書かれていることを、そのまま実践されていると感じた。

ゲストがどんどん話したくなる聞き方である。

生徒や同僚との関わりでたいせつなので今後も見習っていきたい。

 

3も「芸人トーク」やヒカルさんとの「泥酔はしご酒」を見ていると分かる。

これらの企画が面白いのはカジサックの質問が、視聴者が聞きたいこととマッチしているので興味が尽きないのである。

そして、ゲストの話をたっぷりと引き出し、番組が終わった時に視聴者は満足感でいっぱいになるのである。

これは、授業でいうところの「発問力」に近いのではないかと考える。

 

まとめるとカジサックは凄い。

試行錯誤を繰り返し、最も自分の良さを最大限に発揮して勝負できる場に辿り着いたことが素晴らしい。

これが今の時代に最も求められる能力だと思う。

もし、次に「いいとも」が始まったら、第2のタモリさんに相応しいのはカジサックではないかと思うほどである。

 

そして、「聞き力」と言えば西野さんも凄い。

 

それで、週末に配信されているYouTubeの「毎週キングコング」では、西野さんの方が完全に聞き役に回っている。

 

そして、個人チャンネルとは全く別で、西野さんを信頼して機関銃のように喋りまくっている梶原さんがまた面白いのである。

 

2人とトークだけで、こんなに面白いと感じるのはガキの使いのフリートーク以来だと思う。

 

キングコング」は間違いなく今が一番面白い!